株式会社テクロスホールディングス様|0x Consulting Group サービス導入事例
「当初は意見がぶつかることもありましたが、途中から『永山さんがいないとダメだ!』と完全に信頼するようになりました。チームメンバーには厳しく接した自覚がありますが、永山さんはしっかりついてきてくれ、今では感謝しかありません。もう代えがきかない存在です。」

日本のWeb3ゲームとして熱狂的なコミュニティを築いた「コインムスメ」。広告に頼らずとも、日本公式Xアカウントは24,000人以上のフォロワーを獲得し、高いエンゲージメントを維持しています。
その熱量は、「生徒会」と呼ばれるコアメンバーの存在抜きには語れません。
この熱狂的コミュニティはいかにして生まれたのか?立ち上げ初期から伴走してきた0xCメンバーとのインタビューから、その秘密に迫ります
この記事のサマリ
この記事では、コインムスメの辻氏が、0xC、特にコミュニティマネージャー永山のどのような点に価値を感じ、信頼を寄せてくださったのか、その本音が語られています。
ファウンダーの想いを形にしたコミュニティ形成秘話
- 熱量の高いコアコミュニティ「生徒会」の誕生・育成と、ファンを掴む地道で真摯なコミュニケーション。ファウンダーの想いを伝え、熱狂的コミュニティへ昇華させたプロセス。
コピーできない唯一無二のコミュニティづくり
- 0xCのコミュニティマネージャーが、プロジェクト特性とファン心理を捉え、模倣不可能な独自文化を醸成。ユーザーとの信頼関係を第一に、プロジェクト成功に並走。
厳しい要求にも応えてきた強いコミットメント
- 初期の困難や炎上さえも力に変えたユーザーとの絆。0xCはファウンダーと共に汗を流し、時に厳しい意見も交わしながら、プロジェクト成功にフルコミット。
『コインムスメ』プロジェクト紹介
Founder:辻 拓也 氏

東京大学法学部卒業後、2009年に株式会社テクロスを創業(設立15年目、従業員300名)。50タイトル以上のソーシャルゲームを開発、売上100億円超。現在、ブロックチェーンゲーム「コインムスメ」開発に取り組む。
- 辻拓也 X(旧Twitter):https://x.com/tsujitakuya2
- 株式会社テクロス:https://techcross.co.jp/
コインムスメの特徴

仮想通貨擬人化アイドルを育成・応援し、ゲーム内で暗号資産を得られる新感覚ブロックチェーンゲーム。プレイヤーは価格騰落予想レースでゲーム内トークン「MSM(ムスメコイン)」を獲得。
- 公式サイト:https://coinmusme.com
- 公式X(旧Twitter):@coinmusme_JP
- Discordコミュニティ:CoinMusme Academy
- LINE Mini Dapp版:https://line.me/R/ti/p/@931wyvef
※以下、インタビュイーのお名前は敬称を略させていただきます。
コインムスメのコンセプト誕生秘話

川口 (0xC): 「コインを擬人化してアイドルにするというコインムスメのコンセプトは、どのようにして生まれたのでしょうか?また、なぜそのようなデザインにしたのですか?」
辻: 長年の「美少女系ゲーム」経験が大きいです。個人的に美少女キャラに親しみがあり、ガチャから魅力的な女の子が出てくる価値を感じます。過去プロジェクトでも、女の子キャラのガチャがユーザーの課金意欲を刺激し、ビジネスとして成立すると実感しました。
その経験から、今回も美少女キャラ特化ゲームを考えたのが出発点です。その上で「クリプトとアイドル」テーマの親和性に注目。「推しを応援する熱狂」はクリプトの世界観と相性が良いと感じ、この組み合わせになりました
川口: note*1などにも書かれていましたが、現コンセプトに辿り着くまで、初期メンバー間でかなり議論されたそうですね。
辻: 初期構想は、ユーザー自身がトークンを発行し、それにキャラが付随するプラットフォームに近いものでした。ただ、「誰が使うのか?」「ユーザー像は?」がハッキリしなくて。
そこでまず自分たちで魅力的なコンテンツを作り、ファンをつけようと舵を切りました。半年ほど試行錯誤し、シンプルに有名な暗号資産(コイン)を擬人化しちゃおうって話になり、最終的に「コインムスメ」に落ち着きました。
*1: 「起業してからゲーム売上100億を超えるまで。背水の陣で海外移住からの経営復帰。起業家人生16年を振り返って。」より
設計で最も意識したのは「シンプルさ」
川口: Web3プロジェクトとしてコインムスメを成功させるため、初期段階で特に意識したポイントは?ゲーム設計、トークノミクス、コミュニティなどで「これならいける!」と感じた要素があれば教えてください。
辻: 色々ありますけど、一番大事にしたのは「シンプルさ」ですね。「誰に何を届けて、誰をハッピーにするのか」っていうのがハッキリしてないと、プロジェクトってうまくいかないと思ってるんです。
Web3やトークン・DAOは未整備な部分も多く、「人類にはまだ早い」なんて言葉でごまかせちゃうところがあるじゃないですか。だからこそ曖昧さから逃げず、納得でき、筋の通ったものを作る必要がありました。
例えばコインムスメでは「トークンが最重要。ゲーム売上は全てトークンに還元し、価値を上げる」と明確に打ち出しています。この「プロジェクトが何をしたいか」という根幹を固めるのが最も大変で、かつ最重要。そこが定まれば、あとはどう実現するかです。
川口: プロジェクトのコア、コインムスメとは何かを曖昧にせず、明確に言語化し定めることを最重要視されているんですね。
辻: 「トークンを発行する意義」が曖昧なプロジェクトが多いなあって感じてるんです。なんでトークンを発行しなきゃいけないのか、っていうところにストンと納得できれば、プロジェクトは半分成功したようなものだと思ってるんですよ。
トークン発行の意義は「コミュニティ」にある

川口: コインムスメが「トークンを発行する意義」はどこにあるのでしょうか?
辻: 一言で言うと「コミュニティ」ですね。トークンプロジェクトって、本質的にはコミュニティであり、絆であり、ある種の宗教みたいなものだと思ってるんです。ビットコインもイーサリアムも、価値を信じる人々の熱狂に支えられています。MSMコインは規模も性質も異なりますが、根底は同じ。宗派の違いのようなものかもしれません。
川口: 辻さんが初期から「コインムスメはこういうプロジェクトで、トークンが大事」と示し続けたことが、Web3に限らず、コミュニティ形成とファン獲得の大きなポイントだったと感じます。
辻: ファウンダーがそれをはっきり発信しないと、みんなついてこられないですからね。Web3の場合、ビットコインみたいに特定の個人じゃなくて、ミームみたいな偶像的なものが中心になることもあるじゃないですか。イーサリアムの場合は、ヴィタリック個人なのか、彼が掲げるコンセプトなのか、色々な解釈がありえますけど、そういう「何か」がみんなを引きつける力になるんだと思うんですよね。
川口: Discordのコミュニティがオープンした当初から、その重要性をメンバーに伝え続けてこられたっていう実感はありますか?
辻: 意識して伝えてきたっていうよりは、そうせざるを得なかった、っていう感覚に近いですね。半分は自分自身に言い聞かせてるようなものでした。「こういうものを作るんだぞ」っていう自分自身への約束でもあったし、当時は「こういう方向性で考えてるんですけど、どうでしょう?」って、むしろ皆さんに意見を求めていた時期でもありましたから。
川口: 私も当時、辻さんから「これはどう思いますか?」とよく意見を求められた記憶があります。
辻: 本当にそうでしたよね。もちろん今でも悩むことはたくさんありますけど、当時に比べればプロジェクトの輪郭もはっきりしてきたし、プロダクトもリリースできたし、多くのファンの方々にも恵まれて、確実に前に進んでいる実感はあります。それでもまだ見えないことは多いので、引き続き進んでいきたいですね。
「コインムスメ学園」はどのようにして生まれたか?

川口: 特に日本のコインムスメコミュニティで「生徒会」の存在は不可欠ですね。活気あるエンゲージメントは生徒会あってこそ。誕生の経緯を改めて教えてください。
辻: Discordを立ち上げる時、僕のXアカウントで「これまでにない、最高に楽しめるブロックチェーンゲームのコミュニティを作りたい!」って呼びかけたら、約200名の方が興味を示してくれたんです。
その中から、さらに熱意のある20名くらいの方に手を挙げてもらって、その方たちと話し合いを重ねる中で、「コインムスメ学園」っていうコンセプトの中で「生徒会長」を指名して「執行部」を作ろうっていうアイデアが生まれたんです。
そうやって「生徒会」っていう名前が決まって、僕が生徒会長を指名させてもらって、今のコミュニティの形になったんですよ。

川口: 辻さんからコミュニティの構想説明会みたいなのがありましたよね。100人以上の方が集まってくださったのを覚えています。そこで、どんなコミュニティを目指すのかをしっかり説明されて、それに共感した方々が協力してくれる流れができたんですね。
辻: コミュニティの初期立ち上げでは、ファウンダーが自ら前に出て語るしかないと思ってるんです。生徒会っていう名前になる前の、初期モデレーターを選ぶ時も、一人ひとりと面談させてもらいました。僕自身、Web3の経験がなかったので、多くの方にXでDMを送って、「ちょっとお話いいですか?」って、ユーザーインタビューみたいなことを積極的にやってたんですよ。
川口: 最近はモデレーターを簡単に選任するプロジェクトも多い中、コインムスメではコミュニティの核となる方々を「採用」に近い意識で丁寧に選んでおり、そのこだわりが後の円滑な運営に繋がったと思います。
「応援したい!」っていう気持ちの強い方々と一緒に活動できると、コミュニティって大きくなりやすいんだなって、コインムスメから学ばせてもらいました。
コミュニティ育成の道のり:地道な対話と信頼の醸成

川口: ゲームリリースまでの間、どのような方針でコミュニティを拡大されてきたのでしょうか?
辻: そこからは、0xCのコミュニティマネージャーである永山さんの頑張りがものすごく大きかったなあって感じています。ユーザーやコミュニティメンバーと毎日、夜中まで2~3時間もVCするなど、本当に地道なコミュニケーションを重ねてくれた結果だと思っています。
川口: 永山が生徒会執行部と毎日連絡を取り、企画を練り、オフラインでも頻繁に会いコミュニケーションを深め、一人一人と丁寧に関係を築いたことが、今の強固なコミュニティ基盤になっていると感じます。
生徒会の皆さんからも「アイデアを出すだけで、永山さんが形にしてくれるんですよ」なんて声を聞いて、コミュニティの皆さんに信頼してもらえてるんだなあって、すごく嬉しく思ってます。
辻: 当初は意見がぶつかることもありましたが、途中から「永山さんがいないとダメだ!」と完全に信頼するようになりました。チームメンバーには厳しく接した自覚がありますが、永山さんはしっかりついてきてくれ、今では感謝しかありません。もう代えがきかない存在です。
永山 (0xC): 当初は過去のNFTプロジェクト運営経験から「自分ならできる」と思い込んでいました。しかし辻さんと仕事をする中で力不足を痛感し、どうすれば想いに応えられるか常に考える日々が3ヶ月ほど続きました。
その中で生徒会の方々と夜通し語り合い、「コインムスメはこういうコミュニティであるべき」という形が徐々に見えてきました。まず自分が皆さんを信じて行動しなければ信頼されないと考え、膝を突き合わせて向き合った結果が今の土台だと実感しています。皆さんに感謝しかありません。
辻: この前、ある方と「Web3のプロダクトってコピーできないよね」っていう話になったんです。ブロックチェーンゲームって、仮にコインムスメがこれから大成功したとしても、簡単に真似できるものじゃないんですよ。
ソーシャルゲームみたいに、ガチャがあって、カードがあって、バトルがあって、みたいなフォーマットさえ作れば誰でもコピーできるって勘違いしてる人が多いんですけど、絶対に無理なんです。なぜなら、コミュニティはコピーできないから。
コインムスメと全く同じシステムを作って、クリエイティブに100倍お金をかけたとしても、コミュニティがなかったら成り立たないんですよね。web3って常に0から1を生み出し続けるしかない。二番煎じじゃダメなんだって強く感じていますね。
炎上も力に!0xCと乗り越えた試練とユーザーとの絆
川口: 逆に「これは失敗だったな」と感じたことや、そこから学んだこと、今後に活かそうと思っている印象的な出来事はありますか?
辻: (永山に)何かありましたっけ?
永山: そうですね…僕にとって一番印象に残ってるのは、お正月のガチャイベントでのことですね。予想をはるかに超える速さで売り切れちゃって、ユーザーの皆さんから色々なご意見をいただいたんです。
その後、どう対応すべきか話し合った時に、最初の案とはかなり違う方向に舵を切ることになったんですよ。失敗というよりは、ユーザーの皆さんの声にちゃんと耳を傾けて本当に良かったなあって感じた出来事でしたね。
辻: 確かにあの時は、永山さんにも前に立ってもらって、説明の場を設けてもらったんですよね。Discordには200人近くの方が集まって、ある意味炎上みたいな状態になっちゃいましたけど、人の失敗談とか謝罪会見みたいなのって注目が集まるじゃないですか。そこで真摯に対応したことで、逆にプロジェクトとして一歩前に進めたような気がしますね。

川口: 永山が「辻さん、AMA(Ask Me Anything:何でも聞いてください)をしましょう。表に出て説明すべきです!」って強く進言があったのを覚えてます。
辻: あの経験を通じて、やはりファウンダーが前に出て話すことの重要性を再認識したかもしれません。
永山: 何よりもコミュニティを支えてくださってる皆さんの声が大きかったんです。「これは絶対に出るべき!」と強く後押しされ、私だけの考えではないと確信し辻さんに強く提言できました。コミュニティの皆さんがどれだけコインムスメを応援してくれているか再確認できた、思い出深いできごとです。
辻: 本当に熱いやり取りでしたよね。結局のところ、僕も本気だし、コミュニティの皆さんも本気。そこに計算が入ると、途端にしらけちゃうじゃないですか。いい大人が、必ずしもここまで本気で何かに打ち込む必要はないのかもしれない。
僕はビジネスとして関わってますけど、皆さんはそうじゃない方も多い。ある意味、これって「本気の遊び」なんですよね。でも、本気だからこそ面白いし、生まれる絆とか会話ってものすごく濃いものになるんです。
川口: 本気だからこそ衝突することもありますが、その摩擦がなければ熱量は生まれない。経験からしか得られない熱というものがありますよね。
0xCとの仕事を通じて感じたコミットメント
川口: 弊社とのやりとりを通じて、弊社のことを辻さんはどうみていますか?
辻: 最初は正直、「大丈夫かな?」って思うこともありましたけど、結果的にはちゃんとやってくれてましたね。
Web3業界って“ノリだけ”の業者さんも多い中で、0xCさんは数少ない「ちゃんとしてる」会社だなって感じてます。これまでいくつかの会社にお願いしてきましたけど、最初から今も続いてるのは数えるくらいしかないですよね。
あとは、一番は「コミットメント」だと思います。「コインムスメ学園」も僕が作ったって思ってますけど、そこから育ててくれたのは永山さんなんです。僕が作って、永山さんが育てた。そこは0xさんに任せて本当に良かったなあって思ってます。
川口: ありがとうございます。最後に、読者の方やユーザーの方に伝えたいことはありますか?
辻:正直なところ、コインムスメが成功しようがしまいが、世の中全体から見れば小さなことかもしれない。
でも、僕はこれを何としてでも成功させたいんです。それは、これまで関わってくれた多くの人たち、投資してくださった方々、コミュニティの皆さん、プロジェクトメンバー、そういう方たちの想いが詰まってるから。
だからこそ、心の底から成功させたいって願ってるし、その想いが皆さんに伝わってるんじゃないかなって思うんですよね。
参考記事:https://note.com/zerox_c/n/neaf5229b5178
インタビューまとめ
私たちは、ファウンダーの情熱に共鳴し、共に汗を流し、時には厳しい現実に立ち向かう「信頼できるパートナー」としてのコンサルティングを重視しています。
「コピーができないコミュニティになった」「0xCに任せて良かった」という辻さんの言葉は、私たちが最も大切にしている「顧客との信頼関係」そして「結果へのコミットメント」が実を結んだ証であり、これ以上ない喜びです。
Web3という未知の領域で新しい価値を創造しようとするとき、多くの課題や困難に直面するかもしれません。「どうすれば熱狂的なコミュニティを築けるのだろう?」「私たちのプロジェクトの“本質”を、どうすればユーザーに届けられるのだろう?」そんな風に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし今、あなたがWeb3事業に関するお悩みや、コミュニティ戦略、グロース戦略で壁を感じているのであれば、ぜひ一度、私たちにお聞かせください。
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